ご挨拶

生命情報工学研究センター(CBRC)は、
バイオインフォマティクスに特化した研究と人材養成の拠点です。

浅井 潔

平成24年4月1日

浅井 潔

CBRCは、2001年の生命情報科学研究センター(旧CBRC)設立以来、バイオインフォマティクス研究と人材養成の拠点形成という社会的使命を念頭におきつつ、ゲノム・生体情報に基づく幅広い産業技術の創出に向け、研究活動を展開してきました。

この間、生命科学の分野では、多くの研究成果がバイオインフォマティクスの解析手法により生み出され、その重要性は次第に広く認知されるようになりました。また、従来の実験による仮説検証型の研究の殻を破り、膨大な生物データからバイオインフォマティクスによって新しい発見を行う研究スタイルも確率されつつあります。

CBRCは、一段と高まるバイオインフォマティクスに対する期待に応え、生命科学と産業技術に貢献する成果を生み出し続けることができるのでしょうか。CBRCは、その得意とする数理的な情報処理と大規模情報処理技術を生かし、塩基配列情報、タンパク質構造情報とそれらの相互作用、制御関係、ネットワークを対象とし、実用的な応用研究と基盤的な理論・解析技術の両方を重視した研究を行ってきました。このことが、新型シークエンサーが生み出す大量の配列情報の解析にも通用する独自技術の蓄積につながっています。私たちは、実験による生命科学研究の現場と密接な共同研究を進めながら、今後も高度な理論やアルゴリズムに正面から取り組み、実用的なソフトウェア、データベースの開発とそれらの統合化による生命科学、産業技術への貢献を目指します。

研究組織において最も大切なのは、研究者です。研究者を大切にし、研究者の育成に力を注がない研究組織は、その使命を果たすことができないと私は考えています。CBRCのこのような研究活動を支えるのは、計算機科学、数学、物理、化学、生物などの様々な専門分野から結集した研究スタッフとその共同研究者の方々です。CBRCでは、HPCI戦略プログラムでの人材養成、連携大学院の活動も含め、次世代のバイオインフォマティクスを担う人材を養成するための活動を推進しています。

CBRCでは、ほぼ1年中、ポスドクなどの研究スタッフを募集しています。私たちと一緒にバイオインフォマティクスを研究する意欲のある方の参加をお待ちしています。

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